地図
江戸橋北交差点。
左折すると大手町方面、右折は日本橋浜町方面に。
交差点を過ぎると頭上に首都高上野線が覆いかぶさってくる。
地図
反対車線側に首都高の本町入口。
ただしこの入口からは銀座方面へしか行く事が出来ない。
首都高上野線は分岐部の江戸橋JCTで千葉県方面や東北道・常磐道へ向かう向島線と、大宮や
中央道方面に向かう都心環状線内回りと接続しておらず、イマイチ使いづらい。
逆に上野方面に向かっても入谷で途切れて他の高速と繋がっておらず、かなり使い道が限定される高速道路である。
地図
本町2丁目交差点を過ぎると今度は下り車線の此方側に高速出口。
高速出口はそのままアンダーパスに繋がっており、一方r316側から交差点をパスしたい車両はそちらにレーンチェンジにしなければならない。
アンダーパスに入る手前の所で、昭和通りによって分断されてしまった道が横切っている。
じつはこれ、旧日光街道(江戸市街地では千住街道と呼ばれていた)。
現在は上野周りの日光街道(R4)だが、嘗ては浅草廻り( 現在のR6の一部)で千住に向かっていたのだ。
http://goo.gl/maps/2FdBv
地図
r316起点の本町3丁目が近づく。
青看板に記されるのはR4とR6のみ。
脇にはJR総武快速線の新日本橋駅への入り口。
総武快速線はほぼ横須賀線との一体運用。
更に千葉県内の内房・外房線とも一部直通となっており、東京湾を囲むように列車が走る形になっている。
日本橋本町3丁目交差点。
記事の流れ的には終点となるが、実際の所はr316の起点は此方である。
昭和通りはこのまま続き、日本橋よりやってきたR4がその名を継ぐ。
右折は
R6で千葉・茨城・福島を経由して宮城県岩沼市で再びR4と合流する。
さて、この記事を書くまで昭和通り・海岸通りが『一つの道路』である事に違和感を感じでいたのだが、実際にはきちんと一つの意思で統一されていた道であった事に気付いた。
現地で走っていると気付きにくいが、
地図で見れば中央区から大田区までほぼ直線に貫いているのだ。
また現状においても、中央通りに対しての昭和通り、R15に対して海岸通りの補完道路としての役割を果たしているが、現在未通となっている昭和島~大森東の区間を足して見てみれば、R131と神奈川県道1号線の『産業道路』と繋がる事により、もう一つの『京浜ルート』を形成する形になる。
ただ、後に建設された更に海側を走るR357『湾岸道路』の出現により、そちらに重要度がシフトしてしまい未通区間が放置されてしまったのだろう。( そして、今後も開通の可能性は極少)
本格的な京浜道路とは成れなかったが、東京縦断道路としては十二分に活用されているr316。
寂しく終わる平和島より、北へ向かう2つの街道と手を繋ぐ華々しい起点に向かって終わらせたく、今回は記事を終点側から進めさせて頂いたのであった。
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