地図須田町交差点過ぎてすぐに中央線のガードを潜る。
旧万世橋駅(その後の旧交通博物館)~東京駅の区間は大正8年に延長された区間で、時代を感じさせる煉瓦タイル張り(一見は煉瓦橋だが内部はコンクリアーチ)の高架となっている。
所々に装飾もされており国家が維新をかけて建設した区間と言う気概が感じられ、個人的に日本でも最もカッコイイ高架鉄道橋だと思っている。
地図中央線の素敵高架に続いて、山手・京浜東北線・新幹線のガードを潜る。
更に東北・常磐線の東京駅直通の高架線も建設中。
常磐線沿線住民として東海道線直通列車を開設してもらえると嬉しいが、予定では直通は東北線の方が多いという話が。
そもそも昭和48年頃までは東北・常盤線は東京駅までレールが伸びていたのだが、東北・上越新幹線用の用地を確保するために撤去されてしまった。
それを再び延長するために新幹線の軌道の上に高架を架ける形にして建設する事になったのだが、神田駅周辺は新幹線の高架の上に更に高い所に東北・常盤線の高架が出来る為に地域住民が『日照権の侵害』としてJR東日本に対し訴訟する事態が起きた。
その影響で工事の着工が遅れてしまい、更に平成23年発生の東日本大震災の影響で工期が遅れる事になってしまった。
その結果、平成21年末開通予定だったのが5年も伸びて、平成26年開通予定となっている。
地図JRの高架群を潜って100m程でR4昭和通りとの交差の岩本町交差点。
中央通り上部には首都高上野線の高架道路が通る。
①の導入部でも述べた通り、昭和通り、大正通り(靖国どおり)は関東大震災復興都市計画に置いて最重要道路として建設された。
昭和通りは日本橋を挟んで東海道・日光街道と言う日本の最重要幹線されてきた道のバイパスとして開削された道であり、一方大正通り(靖国通り)は明治期まで重要視されてこなかった東西間道路として建設された。
その東京の骨格とも言える最重要道路がクロスする岩本町交差点は実際に膨大な交通量を誇る。
R4超えてすぐに、北側一方通行の人形町通りと交差。
地図岩本町交差点より200m程進んで大和橋交差点。
横切る道がかつての水路で、そこに架かっていた橋が大和橋だったようだ。
現在はその面影を残す物は無し。
地図清洲橋通りが横切る東神田交差点。
右折の日本橋浜町方面へは南側一方通行。
新大橋通り方面と行き来するに、この清洲橋通りと人形町通りが補完しあう形になっている。
地図左側にミニストップ、右側にガソリンスタンドがある名無し交差点。
都心部のガススタは基本高い。
多分平均給油価格より20円は高い気がする。
うっかりガス欠させて慌てて入ってみたら予想外に高い請求がきてちょっぴり涙する。
土地代が高い分、価格にのしかかってしまうのは理解しているが、やはり同じ燃料で全く違う価格というのはなんだかなぁ、という気持ちは拭えない。
燃料コストを抑えたい人は都心に入る前に給油をしましょう。
地図都道302号線の終点、浅草橋交差点に到着。
国道6号線『江戸通り』が横切り、交差点向こうからは国道14号線となる。
前述の通り、『靖国通り』としての終点は300m程先の両国橋となる。
しかし実は震災復興道路として建設された『大正通り』は錦糸町まで。
大正末から昭和初期においての東京の最端部は西が新宿、東の錦糸町(本所)という認識だったのだろう。
また計画段階からから、大正通りの先を千葉街道のバイパスとして整備していく事が計画されていたのだが、それは後に書く事になるR14の項目で述べることにしたい。
[5回]
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