③からの続き
地図
三田2丁目信号を右折し、慶應大学正門前を通りすぎる。
三田市街地のR1は都市区画道路っぽくて、天下の国道ファーストナンバーとしての風格は感じられない。
地図
交差点を曲がって200m程でクランク状のキツいカーブ。
画像からは切れているが、反対車線側にジロリアンの総本山・ラーメン次郎 三田本店がある。
昼時は常に行列。
地図
くの字状のルートのR1。
東側山手にはR1に平行するように進む道が存在する。
これはかつての中原通り。
R1の旧道はR15だが、桜田通りとしての旧道は此方の方になる
地図
白金一丁目交差点。
ここは左折。
横浜方面から来ると、知らぬ間にここでR1から外れてしまう。
とはいえ
②でも書いた通り、直進しても六本木通りを経由して再びR1に合流出来てしまう。
地図
目黒通りと分岐する清正公前交差点。
清正公(せいしょうこう)は交差点すぐ傍にある寺院「覚林寺」の別名。
その名の通り、戦国武将「加藤清正」に因む寺院。
清正の位牌、像が安置されている
初代住職は秀吉の朝鮮出兵の時に捕虜となった李氏朝鮮の王子「臨海君」の子、「日延」。
父の臨海君はその後、本国へと帰されたが日延は日本に残され清正の保護の元で養育される。
なぜ日延が日本に残されたか解らないが、人質的な意味もあったのかもしれない。
しかし臨海君は本国に戻った後、弟との泥沼の跡目争いにより謀殺される
日延はたとえ国交が回復しても状況的に本国へ戻ることは難しく、そのまま日本に残り清正を義父とし仏道に生きる他になかったのかもしれない
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セレブシティ白金。
オサレな高級マンションと明治学院大学のキャンパスの合間をR1が往く。
やや圧迫感があった三田地域と比べ、こちらは片側三車線の余裕幅員。
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明治学院大学交差点。
さらりとフェラーリが横切る。
流石シロガネーゼ。
白金地域で日本橋から8.5km。
大阪・梅田まで残り534.1km。
先は長い。
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高輪台交差点。
ここで旧・中原街道と再合流。
都営浅草線の高輪台駅もあり。
交差点を少し過ぎた辺に、房総ラーメンの代表格「竹岡ラーメン」の『梅
の家』がある。
本家竹岡式ラーメンの店は『梅
乃家』。
一見すると本家がチェーン展開したように見えるが、実際の所はインスパイア系店舗のようだ。
竹岡式ラーメンのスープはチャーシューの煮汁を乾麺の茹で汁と混ぜただけというシンプルすぎる内容。
豪快海洋系気質の房総民ならではのラーメン。
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高輪台より五反田へと下る相生坂。
片側四車線、超余裕の幅員の快走路。
見通し良い坂道を下っていくのは気持ちがいい。(ただし気を抜くとスピードが出るので注意)
一方、徒歩や自転車で五反田から上げってくると傾斜がきつく距離もあるので大変。
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坂を下りきると五反田駅前。
東京を周回する山手線の駅の中では、それ程ぱっとしない感じがするがだが実際言ってみる思った以上に栄えている印象を受ける。
やはり横浜方面からR1を上ってきた時の都心への入口の町という事が大きいだろう。
その他にも山手通りや中原街道、外苑西通りに接続するr418など交通の要点ともなっている
地図
駅を過ぎてすぐに目黒川を渡る。
川幅より橋の幅員の方が広い。
地図
西五反田一丁目交差点で山手通りと交差。
ここで桜田通りが終了。
東京ー横浜を繋ぐ第2京浜がスタートする
地図
山手通りと交差して100m程して中原口交差点。
現代の『中原街道』はここからスタート。
都内の『中原街道』のルートとなっている東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線とは『綱島街道』として再び出会うことになる。
では次回より日本最古の車道バイパス区間へ
⑤へ続く
[124回]
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