その③より
地図
区民センター交差点を過ぎてすぐにダイエー前の信号にあたる。
この信号では大きなダイエーへの買い物客に配慮してか大きな横断歩道があるのだが、その店舗の横にS字クランクを描く歩行者道がある。
この歩道の前身は都電の廃線跡。
北は錦糸町、南は東陽町方面を結んでいた。
地図
左手に大島六丁目団地が見えてきた。
旧住宅都市公団(現UR都市機構)管理の団地。
地上14Fの高層棟が7棟建っている
地図
丸八通り横切る大島6丁目交差点。
ホント新大橋通りの交差点は似たような景色ばかりで困る。
この下の大島駅は2面3線の大き目の駅。
新宿線では地下鉄では珍しい急行列車が設定されているが大島駅はその停車駅の一つ。
この駅始発の列車もある。
地図
交差点横にあった謎の箱。
環境汚染測定中との事。
この画像を撮影したのは2011年7月。
東日本大震災に伴う原発事故が発生してまだ4ヶ月の頃であった。
おそらく大気中の線量を図っていた機械と思われる。
ちなみに現在は撤去されている。
また2011年末時点の線量は大島緑道公園(先程の都電跡)で0.09μSv/時。
正直影響があるとは思えないレベルである。
個人的に影響が小さい地域が騒ぎすぎて、本当に支援が必要な地域に行き届かない事がない様に願いたい。
地図
東西に長い大島地区の中心を新大橋通りは往く。
起点の汐留から発って1時間ほどになるがまだ午前7時前。
更に休日で交通量は少なく、ストレートの先に船堀橋の西詰が見える。
地図
大島8丁目交差点。
都道477号線が横切り、右側には荒川を渡る為に地上に出てきた都営新宿線の東大島駅。
ここを過ぎると新大橋通り最長の橋梁『船堀橋』へと上がっていく。
地図
船堀橋は旧中川・荒川・中川と3つの河川をも渡る長い橋。
Wikでは延長524、1mとなっているが、大島側から船堀側までどう考えても2km近くある。
これは橋のメイン部分である荒川上のみの延長と見た方がよさそうだ。
まず最初に渡る旧中川。
現在の荒川下流域は1924年に注水された人工河川である。
元々は隅田川が旧来の荒川であったのだが、水害対策の為に赤羽岩淵から放水路を分岐させ中川下流と繋げたのが現在の荒川である。
旧中川は荒川放水路と合流したのち一部蛇行して流れていた部分が本流から切り離された部分だ。
川岸の一部が親水公園として整備されたり、ボートの練習場や水上バスの航路ともなっている。
南側には橋上に設置された東大島駅。
川の上の駅と言うのも珍しいが、旧中川が江東区と江戸川区の境界となっているのでホームの東西で所属自治体が違ってしまっている駅なのでもある。
1978~1983年の5年間は都営新宿線の終点でもあった。
地図
旧中川を渡り江戸川区小松川に入ると、荒川川岸の道との立体交差点に差し掛かる。
荒川を挟んで江戸川区の飛び地状態になっている小松川地区は新興の高層団地地域。
北側には大島小松川公園があるが、その地下は新宿線の車両検修場となっている。
地図
橋上の交差点を過ぎると、よいよ荒川越え。
河口近くと近くと言うこともあり川幅は300m程の広さがある。
更に台風、大雨の翌日ともなると河川敷をも飲み込んで川幅500mを越える濁流が上流から流れてきた倒木などと共に東京湾へと流れ込んでいく光景が現れる。
橋の向こう荒川土手の上を走る首都高中央環状線の背後に白地に黒い縦ラインの塔が聳え立つ。
これは船堀駅前に建つ江戸川区のランドマークタワー『タワーホール船堀』。
結婚式やコンサート、大規模会議など各種の催しが行える大ホールを幾つも要し、何より東京を一望できる展望塔が自慢の江戸川区の公共施設・・・なのだが、今一パッとしない可哀想な施設。.
どれくらいパッとしていないかと言うとwikにまともに記事を書いて貰えないぐらいパッとしていない。
恐らく同じ23区の住人でも世田谷・杉並方面に住む人は存在を知らないんぢゃないか?
地図
荒川を渡りきった所でまたしても橋上交差点。
首都高中央環状線の船掘出入口がある。
ここは湾岸線方面一方のみ。
地図
土手一つ挟んで中川、そしてその水面上をコースとした江戸川競艇場。
日本で最も東にある競艇場で、更に日本で唯一残された河川上の競艇場でもあるそうな。
風の強い日があったり、河口に近いことで潮の満ち引きが影響したりと日本屈指の難コースと知られ、ベテランでも此処でのレースを嫌がる選手も多い反面、特異な状況を利とする選手が勝ち星を上げたりと見る側としたら面白いコースと言えよう。
レース日には橋の歩道や土手上にレース観戦のおっちゃん達が多数たむろす。
ハズしたからってヤケを起こしちゃいイヤよ。
勝っても負けてもレースの終わった後、クールダウンして後ろを振り向いてみよう
沈む夕日にスカイツリーのシルエット。
太陽沈んで夜が来ても、朝になればまた日が昇る。
⑤へ[3回]
PR
COMMENT