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東京起点

東京23区が起点の道を延々追いかけるだけのブログ。

   
カテゴリー「都道316号線 海岸通り(完結)」の記事一覧

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都道316号線 海岸通り⑥ 潮路橋~蓬莱橋

地図
潮路橋で支線を回収して新橋へと向かうr316。
浦島橋交差点という老化現象が進みそうな十字路へと差し掛かる。
『浦島橋』この交差点を左折した先にある、大正11年製という古橋。
この『浦島』はおとぎ話の方ではなく「芝浦先にある埋め立て島」の意味だそうだ。
右折すると芝浦埠頭。
ゆりかもめの『芝浦ふ頭駅』があり、レインボーブリッジを経由してお台場方面へと向かう。
かつてはこの駅周辺は鉄道貨物駅の芝浦駅があった。
汐留方面から引込み線が此処まで敷かれていたのだが、鉄道貨物の衰退により昭和60年に廃止。
その引込線跡にゆりかもめの高架が敷かれているのである。


地図
日の出橋を渡った先で、レインボーブリッジを渡って来た首都高台場線が羽田線に合流してくる。


地図
上は芝浦JCT、下は日本で2番目に短い国道のR130と合流する南浜橋交差点。
左折して470m程進むとR130の起点でR15とのアクセス点である芝4丁目交差点。
右折すれば直ぐにR130の目的地である日の出埠頭。
日の出埠頭は大正14年に開設された日本でも最も古い近代的埠頭である。
かつては国際貿易の主役を担っていた港湾施設であるが、現在では大型になった貨物船の接舷に対応できずに大井埠頭や品川埠頭がメインに。
現在では比較的に小型な荷物である非鉄金属や医薬の取引と、東京湾内の水上バスやクルーズ船の発着が行われている。


地図
完全に上部を高架に覆われたr316。
芝浦JCTから連続で浜崎橋JCTが続いており、首都高上では羽田線方面から芝公園方面、台場線方面から銀座方面への車がクロスするようになってしまい、コレが渋滞になる原因となっており、時には事故すら誘発する事もある。
更に芝公園方面の都心環状線は六本木近くまでひたすら蛇行するような線形になっている為に更に渋滞に付き合わされる事になる。


地図
首都高の分岐点下に浜崎橋信号。
前述の通り浜崎橋JCTは渋滞の名所として知られているが、下の交差点はこじんまりとした信号。
しかし計画上ではここで東京都市計画道路幹線街路環状第3号線(西側は外苑東通り、東側は三ツ目通り、末端は清澄通り)が交差する事になっている。
現状、金杉橋で終点となっているr316を伸ばしてくるも大変そうだが、(延長するとしたら古川暗渠化してその上に道を造る形になる?)この交差点右側はゆりかもめ超えて直ぐに東京湾。
海向こうの清澄通りと繋げる海上橋( もしくは海底トンネル)を建設する実現性は限りなく少ないと思われる。


地図
浜崎橋を渡って東京ガス前交差点。
名前の通り、左側に東京ガス本社入口。
右斜めに分岐する道を行くと伊豆・小笠原諸島への玄関口である竹芝埠頭へ。


地図
芝商業高校前交差点。
左折して200m程で浜松町駅で登校・下校時間には横断歩道を渡る学生でいっぱい。
右折すれば竹芝埠頭へも直ぐなので、そちらへ向かう人も多い。


地図
芝商業高校交差点過ぎると浜離宮庭園の外郭を沿うように深い角度のS字カーブとなっている。
この区間は浜離宮のお堀の一部を埋め立てて道が建設された。


地図
浜離宮庭園前信号。
左折してJR高架下を潜ってR15にアクセス出来る。


地図
汐留のビル街の横を通りつつ新橋へと近づいていく。
何度か言及しているが、汐留は嘗て国鉄最大級の貨物ターミナルだった。
汐留貨物駅は昭和61年に廃止されるが、しばらくの間は線路も施設も殆どそのままで残されていて、小学生だった自分はわざわざ千葉から自転車で来て巨大貨物ヤード跡を覗きにきてたりしていた。
この時はバブル絶頂期で、都心一等地にも拘らず何故に直ぐに売り飛ばさなかったのかと思ったら「もうちょっと待てば、更に地価が上がって儲けられそうじゃね?」と言う国鉄精算事業団の下心があったようだ。
しかし、バブルはあっけなくはじけて大不況突入。
結局捨て値でうるハメになり、更に再開発のメドも立たず10年近く更地として放置される事になる。
撤去の際に初代新橋駅の遺構が発掘され、広大な更地にポツンと記念碑と再現されたレールが佇んでいるのがシュールだった。
1995年にゆりかもめが開通するが、やはり当時の汐留周辺には何もなく、一応駅舎は用意されていたが、2002年にようやくビル街が形成されるまでスルーとなっていた。

因みに上記画像の青看板にちょこんと「地下通路入口」と表記されているが、汐留の全てのビルに直結する周回地下通路が用意されている。
何度か仕事でこの地下通路を利用しているが、周回路のどん詰まりカーブには嘗て直進路があった事を伺わせる封鎖フェンスがある。
もしかして、この周回路は貨物ターミナル時代の地下通路を再利用している?。


地図
首都高汐留出口交差点。
この手前には汐留JCTがあり、都心環状線と八重洲線が分岐。
上部の高架は八重洲線で、都心環状線は築地川跡の地下道を潜って築地方面へむかう。


地図
新大橋通りの起点、汐先橋交差点。
将来的には左折の道が環状2号線となる。
この画像を撮った2013年当時、この交差点から外堀通りと繋がる赤坂手前までのトンネルの建設が行われていた。
首都高の高架橋脚が地下道建設に影響してしまう為に、老朽化対策も含めて橋の架け替え工事も同時に行われる事となった。
この為、2012年7月8日〜2013年12月15日と長期間に渡り首都高八重洲線が通行止となる。
首都高ではこれから老朽路線の大規模改修が控えており、この八重洲線の橋梁かけ替え工事はその鏑矢とも言える。


地図
蓬莱橋南交差点。
左折すると汐留ビル街へ。
そして、この交差点に連続する形で蓬莱橋交差点。
ここで海岸通りは終了となる。(実際には起点)
ただし、r316はまだもう少しだけ続く。



渋滞する蓬莱橋交差点から新橋駅方面を望む。
次回からは新橋交差点からR15を分岐していく昭和通りを辿っていくとする。


昭和通りへ

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